結婚相談所の成婚率って本当に高いのでしょうか?
本当に成婚率は20%・30%もあるの?
大手の結婚相談所では成婚率が20%~50%以上と謳っているところがほとんどです。
結婚相談所に登録を売れば本当にそんなに高確率で結婚ができるのでしょうか?
ここに男女各100人ずつが登録している結婚相談所があるとします。
素直に成婚率50%という数字をとれば男女各50人、合計100人が結婚に至ったということにですよね?
このくらいの確率で結婚ができるなら、2・30万円の出費は痛くないと思います。
間違いなく多くの人が躊躇せずお金を払うはずです。
でも、普通に考えてください。
2万の登録者がいる結婚相談所で成婚率が50%だったら、男女合わせて年間1万人がその結婚相談所を介して結婚をしていることになります。
でも実際には5万人以上の登録者がいる結婚相談所ですら年間1万人の成婚者を出すのがやっとです(2015年くらいまではその数はもっと少なかった)。
成婚できた人は問題ないのですが、成婚に数十万のお金を払っただけで1年くらいで退会した方も相当数います。
もし、結婚相談所に入会した人の50%が成婚に達しているなら結婚できない人が世の中にあふれるということはないはずです。
どうやら、結婚相談所が謳っている成婚率は結婚を意味しているものではないみたいですね。
成婚率って?
結論から言うと、結婚相談所の言う「成婚率」は登録をした人の20%~50%以上の人が結婚をしたということでない場合がほとんどです。
すべてがそうではないかもしれませんが、結婚相談所の「成婚率」は、「交際まで進んで退会or結婚の意志を相談所に報告して退会=成婚」と思ったほうがいいです。
結婚をしたかどうかまでは見届けていないのに「成婚」としているわけです。
相手を見つけて結婚相談所を退会した方たちが実際に結婚をしている割合を考えたら、20%に達することはまずないはずです(50%と謳っているところがあればそれは嘘だと思ったほうがいい)
また、数字の操作も行われています。
相談所によって操作の仕方が異なりますがここでは、一つの例を具体的数字でシュミレートしてみます。
シュミレーション
男女各100人、合計200人が登録している結婚相談所があるとします。
200人のうち、男女各10人が交際(10組みのカップル)に進みました。
この10組のカップルのうち2組が結婚をしました。
これで、登録者数200人のうち、4人が結婚したことになります。
200人のうち4人なので2%の人が結婚に至ったことになります。
しかし、相談所はカップルを母数にして成婚率を考えるので、成婚率20%と謳います。
「交際まで進んで退会=成婚」、さらに成立したカップルだけを母数にして成婚率を出せば数字が高くなるのは当然です。
とは言っても、相談所に登録をしていなければ結婚できる可能性が0%だったかもしれないことを考えると、結婚相談所の言う成婚率20%~50%はかなりの高確率であることは間違いないです。
結婚相談所でチェックすること
成婚率はあてにならない数字だということが分かってもらえたと思います。
それでは、結婚相談所に登録をするときにどこをチェックするべきかを最後に書いておきます。
チェックするのは、自分の活動できる地域に登録している人数です。人数が多い方が出会いの機会も多くなるので登録者数が多いに越したことはありません。
その次にチェックをするのはサポート体制です。積極的に婚活ができない人は、サポートが充実している結婚相談所を利用したほうが成婚できる確率が確実に上がります。
結婚相談所の仕組みを知ったうえでどの相談所を選ぶのかを決めましょう。